EcoFlow RIVER 2 Pro ポータブル電源 768Wh／800W（X-Boost使用時最大1000W）

“70分フル充電×長寿命×持ち運びやすさ”がちょうどいい。EcoFlow RIVER 2 Proを使ってわかったこと

防災用にもキャンプ用にも、「速く充電できて、安心してガシガシ使える」ポータブル電源を探しているなら、EcoFlow RIVER 2 Proは第一候補にして良い一台です。実際に丸一日のデイキャンプや在宅ワークのバックアップ電源として使ってみると、768Whの容量と70分で満充電できるスピード、そしてリン酸鉄（LiFePO4）バッテリーの頼もしさが、想像以上にちょうど良いバランスでした。

使って気づいた長所

1. AC充電がとにかく速い——「思い立ってすぐ出発」が可能に

0%からの満充電が約70分。朝の支度中にコンセントへ挿しておけば、出発時には満タンになっているスピード感です。前日充電を忘れていても挽回できるので、キャンプや撮影現場では地味に効いてきます。急な停電時も短時間で復帰できる安心感が段違い。

2. 768Whは日帰り〜1泊の“使い切りやすい”容量

実運用では変換ロスを見込んでおおよそ600〜650Wh程度が目安。これでどれくらい使えたかというと、以下は実際に近い使用イメージです（目安）。

• ノートPC（60W給電）：約8〜10時間連続使用
• 電気毛布（中：50W前後）：約10〜12時間
• 小型冷温庫・小型冷蔵（60〜80W）：一晩運用
• スマホ（15Wh/回）：30〜40回充電
• ミラーレスカメラ用バッテリー：多数回充電可

ソロ〜デュオのキャンプや、在宅ワークのバックアップ電源としては余裕のある容量感。防災備蓄としても「日常で使いながら備える（ローリングストック）」に向いたサイズです。

3. 800W出力＋X-Boostで家電の選択肢が広い

定格800Wで多くの家電が動きます。さらにX-Boostを有効にすると、最大約1000W相当の機器が動作する場面も。瞬間的な立ち上がり（サージ）も1600Wに対応しているため、起動時に負荷がかかる機器でも動くケースがありました。電気ケトルなどの高出力機器はモデルによっては厳しいものの、炊飯器の省エネモデルやホットプレートの小型モデルは選べば使えました。

4. リン酸鉄（LiFePO4）で約3,500回の長寿命

毎日充放電しても長く使えるタフさが魅力。温度安定性にも優れ、保管時の安心感が高いのがLiFePO4の良いところ。防災用途で「いざという時に動く」ことを重視するなら、バッテリーの化学特性は大事な指標です。

5. 持ち運びやすいサイズと取り回し

269×259×226mm・7.8kg。片手で持てる重さで、クルマからテントサイト、または自宅の各部屋へ移動するのも苦になりません。容量と携行性のバランスが良く、普段使いしやすいサイズ感です。

実用シーンでの使用感

アウトドア（デイキャンプ〜1泊）

クッカー用の小型電熱機器、LEDランタン、スマホ複数台、アクションカメラ、冷温庫を併用しても日帰りなら余裕。夜間の電気毛布も心強く、秋冬キャンプの快適度が上がりました。急速充電のおかげで、帰宅後の片付け中に次の遠征分まで一気に充電できるのが便利です。

在宅ワーク・停電対策

ノートPC・モニター・Wi‑Fiルーター程度なら数時間は安定稼働。ちょっとした瞬断でも作業が止まりません。非常時のスマホ・照明・給電の確保にも、768Whの安心感は十分に感じられました。

気になった点（正直レビュー）

• 高負荷家電（大容量ドライヤーや大型IH等）は対象外。購入前に消費電力を確認するのがおすすめ。
• 7.8kgは持ち運べるが、長距離の徒歩移動にはやや重め。車移動や室内運用が中心の人向け。

こんな人におすすめ

• 「急速充電が最優先」——前日充電を忘れがちでもリカバーしたい人
• 初めてのポータブル電源として、容量・価格・信頼性のバランス重視の人
• 防災にも日常にも活用してコスパよく使い倒したい人（LiFePO4で長寿命）
• PC作業や小型家電運用をメインに、静かなサイトや室内で長時間使いたい人

まとめ：迷ったら“これで足りる”の安心感

EcoFlow RIVER 2 Proは、768Whのちょうどよい容量と約70分フル充電のスピード、そして約3,500回の長寿命を、持ち運びやすいサイズに詰め込んだ万能機。防災・アウトドア・在宅バックアップのどれをとっても、頼れる相棒になってくれます。価格もこなれており、初めての一台にも買い足しにも自信を持っておすすめできます。

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