使ってわかったBN-RB62-Cの魅力

1. 626Whの安心感と、日常に寄り添う使い勝手

まず感じたのは「普段使いにちょうどいい」こと。626Whという容量は、スマホやタブレットはもちろん、ノートPCや小型家電まで幅広くカバー。停電時の非常灯や通信手段の確保、アウトドアでの電源確保に十分な余力があります。

• ノートPC（約60W）：約8～9時間連続稼働（目安）
• スマホ充電（1回あたり約12～15Wh想定）：約30～40回（目安）
• LEDランタン（約5W）：約80～100時間（目安）
• 電気毛布（弱～中・約60W）：一晩（8時間前後）運用可能（目安）

上記は損失を考慮した概算の目安です。実際の使用時間は機器の消費電力や環境温度によって変動しますが、体感としても「一泊二日のキャンプ＋予備」がこなせる安心感でした。

2. 定格500W・瞬間最大1000Wで“小型家電は任せられる”

AC出力は定格500W・サージ1000W。ドライヤーや電子レンジのような高出力家電は対象外ですが、ミニ扇風機、プロジェクター、電気毛布、小型炊飯器（低消費タイプ）、モニターなどはしっかり駆動。アウトドアでの作業や、停電時の最低限の家電運用にちょうど良い出力です。

3. ポート構成が実用的で、同時利用もしやすい

搭載ポートは以下の通り。複数のデバイスをまとめて充電・給電でき、デスク横でもキャンプサイトでも配線がシンプルにまとまります。

• ACコンセント × 2
• USB-A × 3
• DC出力 × 2
• シガーソケット × 1

4. 6.5kg・コンパクトサイズで持ち運びが苦にならない

重量6.5kg、サイズは約300×192×193mm。車載や自宅の棚への収納、キャンプサイトへの持ち出しもスムーズでした。床置きしても場所を取りにくく、非常時にサッと持ち出せる取り回しの良さが光ります。

実際の使用シーンと感想

停電・防災備蓄として

停電時に最初に使ったのは照明とスマホの充電。LEDランタンとスマホ数台を同時に充電しても、残量にはまだ余裕がありました。ニュース視聴用に小型TVやノートPCを短時間使っても「まだ使える」という安心感は、メンタル面でも大きいです。

キャンプ・車中泊で

夜間は電気毛布（弱～中）と照明、朝はミニポットの代わりに低消費電力の湯沸かし器具やUSBヒーターを使用。AC×2とUSB-A×3の組み合わせで、家族の端末充電も取り合いにならず快適でした。静かなキャンプサイトでも気になる騒音は感じず、終始ストレスなく使えました。

ワーク用途・趣味の電源として

屋外撮影時のカメラバッテリーやドローン充電、ノートPC作業にも十分。「コンセントがないから諦める」を減らしてくれます。

気になった点（デメリット）

• USB-C（PD）ポートがないため、最新ノートPCを急速充電するならAC経由が前提
• AC口は2つ。大家電の同時利用は想定外なので、使い方の計画は必要
• 定格500Wのため、消費電力の高い家電（電子レンジ、ドライヤーなど）は不可

とはいえ、価格と容量・出力のバランスを考えると、用途に合った現実的な割り切りだと感じました。

どんな人におすすめ？

• 初めてポータブル電源を買うが、非常時にもアウトドアにも幅広く使いたい人
• 家族分のスマホ・タブレット、ノートPCをまとめて充電したい人
• 車中泊やキャンプで、夜間の暖房（電気毛布）や照明を安心して使いたい人
• 日本の大手ブランド製を選びたい人

スペック（製品データ）

• 製品名: ポータブル電源 BN-RB62-C（JVCケンウッド・626Wh 定格500W）
• ブランド: JVCケンウッド
• 容量: 626Wh
• 定格出力: 500W
• 瞬間最大出力（サージ）: 1000W
• 出力ポート: AC×2、USB-A×3、DC×2、シガーソケット×1
• 重量: 約6.5kg
• サイズ: 約300×192×193mm
• 参考価格: 69,500円（記事掲載時点）

総評｜“普段も、もしもの時も”をこれ1台で

BN-RB62-Cは、持ち運びやすいサイズと安心の容量、日常で使いやすいポート構成が揃った「失敗しない1台」。USB-Cがない点はやや惜しいものの、定格500Wの扱いやすい出力と626Whの余裕が、アウトドアから非常用まで活躍の幅を広げてくれます。初めてのポータブル電源にも、サブ機としての導入にも自信を持っておすすめできます。

在庫や価格は変動します。 気になる方は早めのチェックがおすすめです。次の週末や、いざという時に備えて、安心を手元に。

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タグ: ポータブル電源 / 日本製 / 防災 / アウトドア / 高出力